「タクシーは待ち時間が長くなるとメーターが上がって高くなる」というのはよく聞くはなしです。
タクシー料金の仕組みについては別記事に書きましたが、それでは実際にどのようにメーターが上がるんでしょうか
料金の計算方法を調べてみました。
タクシーを10分乗ったときのおおまかな目安については別記事に書きました。
こちらも参考にしてください。
時間距離併用制運賃が時間計算のこと
この中にある、「時間距離併用制運賃」がいわゆる時間の計算方式になり、東京は1分45秒、つまり105秒で90円、大阪は75秒で同じく80円です。
時間距離併用制運賃というのは要するに距離に合わせて時間制も合算しますよ、ということです。
距離メーターと時間メーターが別に動いているのではなく、
時間だけでなく、時速も関係してくる
時間距離併用制運賃は、実は時速も関係してくるんです。
10km以下で走行した場合は、止まらなくても時間に応じて加算されるわけですね。
つまり信号に止まるのはもちろん、バス停の前でバスの発車を待つ、駅などでタクシー降り場に停車する場所を待つ時、信号を超えても車が来て過ぎるのを待つ。。
などすべて料金が加算される(初乗り距離から減っている)ことになります。
こう考えると、明らかに都市部の昼間の渋滞時間はハラハラタイムとなりますね。
ではタクシー乗ると止まるとソン、というのは実際にどういうことでしょうか
止まらずに280m走ると1メーターがチーン!
走行中メーターが800円になったとします、
信号で止まると173.2mで1メーターがチーン!
これが実は信号で40秒間止まると、実質的に2.67m距離が減るんですよ。
途中信号等で40秒間10キロ以下又は停止をすると、173.2mで1メーター(90円)上がってしまいます。
なぜこんなことになるのでしょうか。
280m÷105秒=2.67 m(1秒あたり)つまり1秒停車していると2.67 m分距離が減る、というわけです。
1秒で2.67mなので40秒ならば106.8mが初乗りの2キロから距離が減った計算になり、これは初乗りが初乗りの2キロを過ぎての280mマイナス106.8mなので
つまり、
これは、走行速度が10km以下になった場合の走行時間を、距離に置き換えて計算しているためです。
おそらくタクシーの稼働率でしょうね。
タクシー業界全体が飽和状態で賃金は下がる一方と聞きます。
乗る側としたらメーターは上がらないほうがいいけれど、運転手側の立場を考えると、精一杯の金額計算なのでしょうね。
早く景気が上向きになって、バブルのころのようにバンバンタクシーを使えるようになれば、どちらもWin Winの関係になるでしょう。
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