立体折り紙を簡単に川崎ローズは数学的に始まった

カルチャー

折り紙は好きですか?

今、立体折り紙がブームです。

立体折り紙は、子供の最初の折り紙である鶴や風車ではありません。

芸術性の高い、複雑な計算をされたものです。

川崎ローズの川崎敏和さんは直線の展開図から折り方を考えていったようですが、確かに展開図は数学的ですね。

その折り紙の折り方は、実は数学的に計算されていて、折り紙の科学国際会議で世界中の人が折り紙の折り方について議論されているんです。

完成された芸術品としての折り紙だけが有名なのではないのですね。

世界的に有名という川崎ローズについて 少し調べてみました。

 

折り方は、やはりビデオが一番わかりやすかったのでユーチューブを紹介しました。
これは川崎ローズの折り方です。 いろいろ動画を調べましたがこれが一番わかりやすかったです。

【達人折りのバラの折り紙 10 Only one origami rose 10】

 

立体折り紙は千代紙が発祥でした

立体折り紙は日本人が工夫して作った薄くて何重にも織り重ねられた「和紙」を使用した千代紙が発祥のようです。

和紙は写経や記憶という役目から神事にも用いられるようになり、紙で包んだときの折り目を美しく折って飾るということから祝儀袋が考えられました。

そこからさまざまな形が生み出され、今では芸術の域にまで到達する人も現れました。
今では広く海外にまでブームは広がりORIGAMIとして知られ、アートとして魅了しています。

私は折り紙の完成された芸術性が世界中に有名になったのだと思っていたのですが、別の意味で折り紙は世界中で研究されていたのです。

そしてその第一人者が日本人の川崎敏和さんという方でした。

その方が川崎ローズという簡単な立体折り紙の折り方を考えたのです。

川崎ローズとは

初めに川崎ローズとは何のことでしょうか

川崎ローズをwikiで調べると、数学者であり、数学的観点から簡単な折り紙の折り方を発明した折り紙博士で世界的に有名な川崎敏和さんという方の名前から付けられたようです。

川崎 敏和(かわさき としかず、1955年11月26日 – )は、日本の数学者、阿南工業高等専門学校一般教科教授。

来歴 編集

福岡県久留米市出身。折り紙に対する造詣が深く、川崎定理『1点から放射状に延びた折り線で紙を平坦に折りたたんだとき、折り線のなす角度の交代和が0になる』や折り鶴変形理論で博士号を取得するなど、折り紙博士として知られる。 彼が折り紙で折るバラは「川崎ローズ」として世界的に有名。

折り紙が数学から考えられているなど考えた事がありませんでした。

いったいどう数学と関係があるのでしょうか?

折り紙の数学 折り紙の科学国際会議とは

実は折り紙の科学国際会議というのが1989年12月に第1回がイタリアのフェラーラで開催され、現在も不定期で開催されているのです。

川崎敏和さんは2006年に開催された第四回折り紙の科学国際会議の技術委員だったようです。

日本の折り紙は芸術性だけでなく、数学的にも世界中で議論されていたのですね。びっくりしました。

その数式を調べようと思いましたが、幾何学的原理の応用により折り紙の一辺を紙を等分に3分の1,5分の1など等分に折る理論、山折や谷折りの理論、そして川崎ローズの川崎定理では折りたたみを数列によって証明したようです。

不定期に開催されていることから、各自自らの理論で新しい折り方などを考えているのですね。

立体折り紙には川崎ローズと福山ローズの2大流派があった

薔薇の花の立体折り紙について調べると、福山ローズ、川崎ローズなどの流派があるようです。

川崎ローズが折り線を斜めに入れていくのですが、福山ローズは紙に対して並行に入れていくという違いがあります。

川崎ローズは本家で難しく、福山ローズはそれをもっとやさしく開発したものです。

他にも佐藤ローズ、一分ローズなどありますが、どれもより簡単にわかりやすく、という観点からできたようです。

より高く、より良いものを追求する。

これこそが日本人の折り紙魂かもしれません。

この記事は川崎ローズと言って川崎敏和さんが開発したバラの立体折り紙の本家の事を調べたものですが、それを福山市の高校生がやさしい折り方を発明したのが、福山ローズといいます。別記事にまとめました。

折り紙でバラの折り方を簡単にした福山ローズと高校生は

練習して、自分だけのオリジナルに挑戦してください。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました