郵便番号が1番はどこ?世界のルールは

カルチャー

日本はすばらしく正確な国です。電車は正確に遅れることなく到着し、郵便物もほぼ全国発送から翌日に届きます。

また追跡番号や書留により管理され、私たち日本人は安心して宅配便や日本郵便に大切な荷物や郵便を預けることができます。
郵便番号から町名までわかるようになったために、私は郵便を送るときなど、自分の住所を省略して書きます。
これだけで大変助かります。
また 日本の正確さは荷物や郵便物の追跡でも優れています。
問い合わせると、ネットや電話から1、2日の間に追跡されます。
このような国は先進国でもまれでしょう。今日は私が知っている知識も加えて郵便番号について調べました。

郵便番号の検索の歴史オートメーションにより3桁から7桁へ

郵便番号の検索は、日本では自動読み取り区分機(郵便番号を自動で読み取る機械)の採用等による郵便事業のオートメーション化を推進するために1968年7月1日に三桁から五桁の番号が導入されました。

この番号は集配事務を行う郵便局に対して割り振られ、当時の輸送手段であった鉄道郵便輸送の路線・経路の駅順をもとに大規模局(東京・大阪・名古屋その他)では三桁、それ以外の局では五桁となりました。

その後、自動読み取り区分機の向上とさらなるオートメーション化に伴い、1998年2月2日に、これまでの3~5桁から7桁の番号となり、市町村の細かな地域まで郵便番号をつけることができるようになりました。

併せて今まで手作業による郵便物(定形)の区分け作業がそのほとんどを自動区分機で行うことで、郵便内務作業人員の大幅な削減と、配達作業の道順も自動で行われるようになりました。
そのために肉眼では見えない特殊なインクを使ってバーコードを郵便物に印字しています。(ブラックライトを当てると見れます)

郵便番号1番の始まりは東京都千代田区の100-0001

そこで気になる郵便番号の決め方ですが、0から9までの番号が全国に振り分けられています。その決め方は東京を始めとした、大都市を中心に番号がきめられています。

0は北海道、青森、秋田岩手。1は東京都、2と3は関東、4は中部、5は大阪、6は近畿、7は中国、四国、8は九州、9は沖縄、北陸三県、新潟、福島、宮城、秋田、山形となります。

ここで勘違いしやすいのは、北海道から始まるので九州や沖縄が最後かと思うのですが、そうではなく実は山形が最終になります。999を山形まで使ってしまって、0の北海道から始まる感じです。

ちなみに郵便番号1番の始まりは東京都千代田区で、100-0001で山形県の999―が終わりとなります。また、領土問題となっている島根県の竹島や、沖縄県の尖閣諸島には郵便番号が存在しません。ただし将来人が住むようになれば新たに郵便番号が付定されるようになるでしょう。

また111-1111という郵便番号はありません。おもしろいですね。

郵便番号を検索するサイトはやはり日本郵便がわかりやすいです

郵便番号は、郵便番号検索で簡単に調べることができます。いろいろ調べましたが、やはり日本郵便公式サイトが一番わかりやすいです。

日本郵便サイト

http://www.post.japanpost.jp/zipcode/

都道府県別表記されていて、市町村名があいうえお順に並んでいるのですぐに調べることができます。また郵便番号から市町村名がわかるようにもなっていて大変便利です。

住所で検索する

郵便番号から該当地域を検索する
の2つの項目から検索できます。

郵便番号の検索は、ポスタルガイドで調べる方法もあります。ヤフオクで売られていました。笑

郵便局で調べてもらうときに郵便局にある郵便番号検索帳がポスタルガイドです。

ぽすたるガイド新郵便番号簿 平成9年版7ケタ移行時郵便局非売品

ぽすたるガイド

ちなみに郵便番号の7桁変更後まで郵便番号簿(ポスタルガイド)が無料で配布されていたのは覚えていますか?

ところが市町村の合併ラッシュで郵便番号の大幅変更があり、年々発行部数が減りました。今でも比較的大きな郵便局(集配局)に行けば在庫があればもらえますが、ネットで検索するほうが早くて便利です。また日本郵便のサイトからダウンロードもできます。

世界の郵便番号のルールは?検索できるの?

郵便番号を最初に採用したのはウクライナ(旧ソ連)で1932年11月に導入されました。が、わずか7年でその制度は廃止されました。その後ドイツで1941年に、アルゼンチンで1958年、イギリスで1959年、アメリカでは1963年に制度として導入されました。

ドイツでは全国に5桁の番号を付番していて、一つの都市の中もいくつもの区域に分割されています。そのため都市地図の検索にも郵便番号が使用されることがあります。

世界各国それぞれ5~9桁の番号を使用していますが、その内容は日本と同じで上3桁が県または大都市で、残りの数字はそれぞれ市町村に振り分けられているようです。

(ウィキペディア参照)

たとえばこれはアメリカ、カリフォルニア州の郵便番号です。

CAが州名、Modest が市になりますです。つまりCA、州Modest 市の郵便番号は95351になります。

米国郵便番号

http://usa.youbianku.com/ja/zipcode/95351

アメリカ

 ちなみにイギリスなど一部の国は数字だけではありません。

イギリス

Postal code が yo10 4br になっています。

ECは、郵便番号エリアを表し、1Yは郵便地区を表し、8は郵便部門を表し、SYは、配信ポイントを表します。(ウイキペリアより)

画像には住所をすべて載せることはできませんが、この場合はyork(市),North Yorkshire(州)でした。これを当てはめると、york(市)yo,10(郵便番号エリア)

4(郵便番号エリア)br(配信ポイント)になります。ふ〜。

いずれにしても海外の国は日本と同じく、どこも郵便番号で管理していますが、日本のように完全オートメーション化されている国は世界全体で見ればまだまだ少なく、手作業で管理している国も多いですね。
例えば、国際郵便で追跡をかけるにもアメリカやヨーロッパなどの先進国はネット検索できますが、それも相手側の国が情報を入力、アップしないと検索できません。
その国に到着してから税関を通り、今どの段階かを知ることはできません。
また 紛失調査書を提出しても、それがアメリカでも返事が返ってくるまでに最低でも3週間くらいかかり、時には3、4ケ月かかったこともあります。
日本では考えられないことですね。

各国とも、共通に管理できるクラウドシステムがあればいいですね。

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