花火の玉は3号で直径100m

カルチャー

花火の呼び方「尺玉」って何?

綺麗な花火は、夏の楽しみのひとつです。
大小さまざまな花火がありますが、花火の大きさを決めるのは、尺玉と呼ばれる、花火のモトで決まるのです。
では、花火の大きさを決める尺玉とはどのようなものでしょうか?
テレビで打ち上げるところが写しだされると、それは、大きな大砲を持っているところでした。
全身で大砲を抱いて一発一発体に振動を感じながら打ち上げる男の世界でした。
花火大会を特等席で見た友人は、真近で打ち上げシーンを見れたそうです。うらやましい!
ところでこの花火一発の、いわゆる「尺玉」ってどんなものでしょうか?

調べてみました。
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花火の尺玉は大きいものほど高く打ち上げる

花火の元になる花火玉は、「尺玉」と呼びます。
「尺」とは、昔から使われていた「尺貫法」と呼ばれる単位で、長さや重さで花火の大きさを表しています。
尺玉が大きくなればなるほど、打ち上がったときの花火も大きくなります。
また、花火玉が大きくなればなるほど、高く飛ばす必要が出てきます。
例えば小さめの3号玉は打ち上がった直径が約100mなので、120m以上の高さに打ち上げなければなりません。
ちなみに4尺玉は、800m以上も高く打ち上げなければなりません。

では、花火玉はなぜ「尺玉」と呼ぶの

花火を「尺玉」と呼ぶのは、なぜでしょうか。
それは、花火玉を「尺貫法」の「寸」を基準にして作るからです。
1寸は約3.3cmですが、花火を作るときは1寸=3cmで作ります。
現在は、「3号玉」「4号玉」のように号数で呼ぶこともあります。

四尺玉などの花火玉の大きさと種類は3号玉で直径9cm

花火玉の大きさによって、打ち上がったときの花火の大きさが決まります。
では、花火玉には、どのような種類があるのでしょうか。
小さいものは、3号玉といって、直径9cmほどです。
次に大きいものは、5号玉といって、直径15cmほどになります。
その次は8号玉といって、直径は24cmくらいになります。
その次に大きいものは10号玉で、直径30cmくらいになります。
大きいものは4尺玉といって、直径120cmにもなります。
4尺玉は、ギネスブックにも登録されたくらいの大きさです。びっくりの大きさですね。

花火って一発いくらなの尺玉は個人でも買えるの 3号玉は約3400円

打ち上がると気持ち良い音と共に開く打ち上げ花火ですが、一発あたりいくらくらいするものなのでしょうか。
小さい3号玉は約3400円、その次の4号玉が6,000円くらい、5号玉は約10,000円くらい、6号玉が約16,000円ほど、7号玉は約24,000円、8号玉が38,000円くらい、1尺玉(10号玉)になると約6万円、一番大きい2尺玉(20号玉)になると、約60〜80万円もします。
また、尺玉を個人で買うことはできますが、打ち上げるためには様々な資格や申請、手順が必要になります。
打ち上げるときの場所も、花火玉の大きさによってかなり広い場所が必要になりますので、この場所代もかかります。
打ち上げ場所の申請は、各都道府県に出します。手数料は12,000円です。
許可がおりるまで2週間ほど時間がかかります。
ただし、申請が却下されても手数料は戻ってきませんので、注意しましょう。
打ち上げるための資格も、特別な場合を除いて、花火関連の会社に勤めていないと取れません。

花火の打ち上げテストはどこでするの

花火は、一度打ち上げたら終わりです。
打ち上げてみるまで、その仕上がりはわかりません。
その代わり、花火の打ち上げテストを、花火大会などの前に行うことがあります。
花火師があまり忙しくない時期に、新作花火の打ち上げテストが行われることもあります。
また、新作花火の打ち上げ大会などもあるので、興味のある方は調べてみてはどうでしょうか。

こんな風に作られるのですね
花火の製造工程

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