ほたるの寿命は7日間くらい幻想的な蛍を見に行こう2016

カルチャー

夏の風物詩のひとつ、ほたる。

私は毎年スカイビルにほたるを見に行きます。
都会でもほたるを見られるなんて驚きですが、人口の川や滝でも十分自然を感じさせてくれます。
もちろん数は少ないですが、小さな点々とする光はたった7日間を一生懸命生きるほたるを感じて勇気づけられます。

夏の夕涼みに、ほたるの見られる川辺などを散歩できたら素敵ですよね。
そんなほたるですが、どんな生き物なのでしょうか。
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ほたるって昆虫なの?

ほたるは、コウチュウ目ほたる科の昆虫です。
熱帯から温帯の、雨の多い地域に生息しています。
日本でほたるといえば、大型のゲンジボタルが代表的です。
でも、実は日本だけでも40種類以上のほたるがいるんです。

ほたるはなぜ光るの

ほたるが光る理由は、一般的には繁殖のためといわれています。
でも、他にも、敵をおどかすためとか、食べられないようにするため、などの説があります。
卵や幼虫のときから光るほたるがほとんどで、成虫になってからも光るほたるは夜行性のほたるがそのほとんどを占めます。
光るのはおなかの下の方で、ほたるが持っている酵素が反応することで光ります。

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2013年ホタルの乱舞

https://www.youtube.com/watch?v=cjM1IcEX-wo&feature=youtu.be

ほたるの繁殖はどのようにしてできるの

ゲンジボタルは、オスの方がメスよりも強く光って、メスにアピールするようです。

メスは木に止まって光っていることが多いですが、オスは光りながら飛び回ってメスにアピールし、メスのいるところまで飛んでいきます。
ヘイケボタルも、ゲンジボタルと同じように、オスが飛び回ってメスにアピールして交尾します。
ヒメボタルの場合、メスは飛ぶことができません。
オスが光りながら飛んで、同じく光りながら待っているメスのところまで行って交尾します。
ほたるは、他の種類のほたるとは交尾をしません。
だから、ゲンジボタルはゲンジボタルとだけ、ヘイケボタルはヘイケボタルとだけ、ヒメボタルはヒメボタルとだけしか交尾をしません。

ほたるの種類と寿命はどれくらい?

代表的な種類は、まずゲンジボタルです。

ゲンジボタルは、15mmほどの大きさで、ほたるの中では大きい方です。
胸のところに十字架型の黒い模様があるのが特徴です。
水が綺麗な川に生息していて、成虫になってからの寿命は2〜3週間くらいしかありません。

次に有名なのは、ヘイケボタルです。
大きさは8mmくらいで、ゲンジボタルよりも小さめです。
水田などに生息していて、寿命は7〜10日くらいです。

ヒメボタルという、陸地に棲むほたるもいます。
体長は7mmくらいで、ヘイケボタルよりも更に小型です。
かなり強く光りますが、森林などに棲んでいることが多いので、あまり有名ではありません。
寿命は7日くらいです。

ほたるはどこにいるの

ほたるがいる場所は、ほたるの種類によって違います。
ゲンジボタルは、綺麗な川に棲んでいます。
最近は川を綺麗にする活動も進んできていて、ゲンジボタルの保護も合わせて進んできています。
ヘイケボタルは、ゲンジボタルよりも小さいほたるです。
棲んでいるところもゲンジボタルとは違い、田んぼなど、水が流れていないところで見られます。
田んぼへの農薬散布などで数が減ってきているのですが、ゲンジボタルに比べると、あまり保護の活動は盛んではありません。
ヒメボタルは、林や草地に棲んでいます。
そのため、あまり身近で見られませんが、見どころとして、名古屋城の堀の中に広がる草地が有名です。
近くに行く機会があったら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ヒメボタルは光に弱いので、車などで見に行くときは、生息地から離れた場所から歩いていくようにしましょう。

ほたるを見る時期は何月まで

ゲンジボタルは、5〜6月にかけてが見頃です。

ヘイケボタルは、ゲンジボタルよりも見頃は長く、5〜9月くらいまで見られます。

ヒメボタルは、5〜7月が見頃です。
ただ、先にあげた名古屋城以外では、森林などにしか生息していない上、デリケートなほたるなので、見にいくのは少し大変かもしれません。

夏の風物詩のほたる、見頃を逃さないで、ゆったりと観賞できると素敵ですよね。
ほたるの季節になったら、川辺などに夕涼みに行ってみてはいかがでしょうか。

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