着物の種類で色留袖はどんな時に着れるの?

カルチャー

反響がある着物の種類についての記事を続けています。
ちょうど娘が来年くらいに成人式ということで、いろんなところからDMが届きます。
DMに載っている着物は セットも含めて現代風にアレンジしていて、昔ながらの「あいまいさ」はありません。
カラーもインパクトが強い黒などを使う着物も多く、驚くばかりです。
時代は変わるものですね。

シーンごとの着物の種類について と、黒留袖についてのことはここに書きましたが、やはり着物の柄にはルールがあるようです。
あと10年も経って現代風な成人式の着物を着た娘の世代が友人の結婚式に着ていく着物は、このようなルールはなくなっているでしょう。

けれど知っておいた方がいいかもしれません。
ちなみに娘は私が成人式に着た着物を喜んで着てくれるそうです。
今流行っているらしいですね。
さて 黒留袖の続きです。身内の結婚式のみに許される黒留袖に対して色留袖とはどういうものでしょうか。。。

記事のあとにありますが、留袖の時の帯は二重太鼓が一般的ですが、この動画は5分で二重太鼓が結べるように帯枕を作るやり方を紹介しています。
参考になればと思い、ここにアップしました。

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留袖は着物の中で最高位

色留袖

最初に留袖のおさらいです。

留袖は着物の中で最高位の格式なので、紋入りならば第一礼装として扱われ
結婚式や披露宴で着ることができます。

また、紋がなければ訪問着と同格として着ることができるので、
いろいろなところへ着ていくことができます。

色留袖と黒留袖の違いは?

まず第一に違うのは生地の色です。
黒留袖はその名の通り黒い生地を基調として模様が描かれていますが、
色留袖は様々な華やかな色の生地に模様が描かれています。
そして、黒留袖は既婚の女性しか着られないのに対し、
色留袖は既婚・未婚を問わずどんな方でも着られる格式の高い着物になっております。

黒留袖を結婚式や披露宴に着ていく場合、既婚者である上に新郎新婦の近親者であることが条件ですが、
色留袖は友人として招待された場合でも着ていくことができます。

↓あまり着る機会がないならば、レンタルがいいかもしれませんね。ここは、呉服屋のレンタルで往復送料無料です。気軽に申し込めますね。

黒留袖と紋の数が違うのは?

黒留袖と色留袖ではつける紋の数が違います。
黒留袖には通常家紋をつけます。この家紋の数により、格が変わってきます。
黒留袖の5つ紋を着られるのは近親者の結婚式に参列するときだけです。

しかし色留袖はゲストとして招待された場合でも、着ていくことができることは上で説明した通りです。
近親者しか着ていくことができない、5つ紋の黒留袖に比べて、色留袖は誰でも着ていくことができます。

そうしてみてみると、色留袖のほうが黒留袖より格式が高いものではいけません。
まず紋の有無で見ると、
五つ紋が第一礼装、最高礼となり
三つ紋が第二礼装、
一つ紋が第三礼装
無紋が非礼装 という順位づけになります。

招待されたゲストとして参列するのであれば、5つ紋を入れた第一礼装として扱われる留袖より、第二礼装としての3つ紋や第三礼装の1つ紋を入れるのが一般的となっています。

結婚式などでは、あくまで主役は身内の方です。
そんな方々より格が高い着物を着てしまうと、式場で浮いてしまうかもしれませんので、注意しましょう。

色留袖を着る時の帯は二重太鼓で

格式の高い紋入りの色留袖などには、金や銀などの箔を用いた柄行きも格調高いものを二重太鼓で締めるのが一般的になります。

紋がない色留袖であれば訪問着として着ていくことができるので、
袋帯などいろいろな帯でおしゃれをしてみるのもお似合いだと思います。

色留袖を1枚と買うならおすすめは

パステルカラーの淡い色合いは日本人女性の肌にも合い、鶴、扇や松竹梅など縁起の良い柄も加わって上品さが際立ちます。
薄いピンクの生地であれば、幅広い年代の方に似合いますし、
パープルの生地ならば、落ち着いた女性の印象に、
黄緑色ならばフォーマルな場に着ていくにもぴったりだと思います。

要は自分が好きな色・柄を選ぶのが良いと思いますが、
買うのであればどんなTPOにも合わせることができる薄いピンクの留袖がおすすめです。

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