桜散る。梅はこぼれる。。そんな話を聞いたことはありませんか?着物の 柄によっては言い伝えがあるので注意が必要です。
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着物の柄には季節があります
春、夏、秋、冬など着物の柄は、それぞれの花を代表にして、春には春の花を、秋には秋の花を。。と言います。
パーテイーや結婚式などで年配の方が見ると着物の柄の季節の違いは一目でわかるようです。
小紋と付け下げ(訪問着)の違いは前回書きましたが、今日は着物の季節の柄の違いについて調べてみました。
もっとも お茶席などで着物を着る席以外では、それほど今は着物柄は気にすることはないと思います。
ただ 少しだけ知識として知っておいた方がいいかな、と思って調べてみました。
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着物の柄で一年中着れるのは国の象徴柄
菊、桜、鶴、亀、梅 は着物の柄の定番
硬貨に描かれているもの、縁起が良いものは問題無し
上のイラストは着物によくある柄で菊と扇です。
まず、縁起が良いとされる着物柄のなかでも、桜と菊は紙幣や硬貨に描かれるほど、国の象徴と言われているので一年中着ることができます。
鶴、亀、梅も縁起が良い吉祥文様の着物柄でこちらも問題ないでしょう。
椿も霊木で樹齢800年の不老藤樹のシンボルで問題ないですが、実が落ちると言う方もいます。
桜、椿、梅 、藤は結婚式には注意。言い伝えを調べましょう
ただ この中の着物柄でも 桜は散る、椿は(実が)落ちる、梅はこぼれる、と縁起が悪いとされることもあるので結婚式にはやめた方がいいかもしれません。
4月の藤の着物柄も下がり藤といって縁起が悪いという人もいます。
避けたほうが無難でしょう。
薔薇や猫や架空のものはパーティーに限定。ドレスとして着ていきましょう
また、今は日本古来の柄以外に薔薇や猫や抽象的な架空の着物柄の花もあるようです。
着物を着る機会が少なくなったための、一年中季節変わりなく着られるように、という業界の配慮でしょう。
けどこれらのような着物柄は、私は見たことがありません。
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季節を問わない着物柄は、色で季節を表します
着物の地色をたとえばエンジ色なら秋、薄いピンクなら春という風に選んでいきます。
着物を着る機会が多い人は春のもの、夏のもの と一年中着れるように揃えるようです。
以下に着物の季節柄を集めてみました。参考にしてください。
春の着物柄は桜が代表
○3月
蝶、桃、菜の花、霞(かすみ)、
つくし、 タンポポ、スミレ、桜草、紅梅、
桜、菖蒲(しょうぶ)、藤、椿
ぼかし柄
○4月
水紋、流水など水の柄
桜(前半は桜の咲きはじめで縁起が良い、後半は散り桜で縁起が悪いという説もあります)
くちなし、藤、牡丹、柳、霞
○5月
こいのぼり、花筏(はないかだ)、御所車、 花鳥、流水、雲、雨
藤、牡丹、杜若(かきつばた)、あやめ、花菖蒲、紫陽花
夏の着物柄は朝顔、菖蒲、金魚
○6月
雨、海、雲、虫、蛍、牡丹、笹、竹、柳、紫陽花、百合、菖蒲
○7月
魚、貝、波、流水、 雲、金魚、風鈴、千鳥、山百合、朝顔
○8月
水、雲、波、祭り、 秋の七草模様、ひまわり、朝顔、萩(はぎ)、すすき、女郎花(おみなえし)、桔梗(ききょう)、撫子
秋の着物柄はすすきともみじ
○秋柄
撫子、萩、桔梗、ススキ、菖蒲あやめ、柳、もみじ、とんぼ,、藤、あじさい
○9月
月見、月兎、雁(かり)、秋の風物
桔梗、すすき、栗、萩、菊
○10月
とんぼ、銀杏、りんどう、すすき
菊(初旬から10/24の霜降頃まで)、紅葉(霜降以降)
○11月
枯山水(かれさんすい)、有職文様、熊手、
風景模様、物語文様菊、紅葉、落ち葉、唐草、柿、さざんか、
山や雑木、枯葉散らし、実もの
冬の着物柄は雪輪
○冬柄
菊、まんじゅう菊、南天、松
○12月
冬景色、星・月などの天体模様、雪輪
南天、からすうり、松、金箔・銀箔で表したもの、更紗(さらさ)などの異国模様
水仙、寒椿(かんつばき)
○1月
干支文様、宝船、雪、福寿草
松竹梅などの吉祥模様、水仙・千両などの縁起実もの
○2月
うぐいす、椿、蘭、笹、霞模様、梅
水仙、椿、桃や菜の花(後半から)
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以上 参考になりましたか?着物を着ていくシーンを考えて楽しんでください。
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