毎年夏の海水浴シーズンになると水難事故がニュースになります。
水難事故でもっとも多いのが溺れる事故です。それは大人でも子供でも起こりうる事故です。
私がプールで溺れたのを覚えている記憶は小学校5年生くらいでした。
市民プールの大プール(大人でも足がつかないいちばん大きいプール)でひとりでプールの真ん中あたりまで泳いでいきました。
おばさんと祖母といっしょに行きました。
私は水泳は得意でした。いくらでも泳げます。
それなのになぜか足がつったわけでもないのに、突然溺れました。
足を動かしてばたばたしているのに、顔が上下してプールの水面に沈み込む。
何かにひっぱられたように、どうしても浮き上がれない。
大声を出したいけど恥ずかしくて、なにより祖母が怖い人でまた怒られると思って声を出せなかった。
このまま誰にも気づかれず、死ぬんだ。。と思いました。
それからなぜかやっと体が浮いて無事泳いで戻ることができました。
もちろん祖母にはひとことも話しませんでした。
あのときの恐怖は今も忘れられません。
もし自分が溺れたら。。少し調べてみました。
まず、海で溺れるというのはどういうときになるのでしょうか
離岸流ということばを知りました。
離岸流とは簡単にいうと「見えない流れの早い海流」です。
一生懸命まっすぐに浜辺に向かって帰ろうと泳いでいるはずなのに、なぜかぜんぜん違うナナメ向こうの沖に流されていく。。
そんな経験ありませんか?
それは離岸流かもしれません。
知らない間に沖に流されてしまい、体力が尽きて帰れなくなる。。大変怖い海流です。
ではどこにあるのでしょうか?
離岸流の見分け方は、ごみと色
見分け方をいろいろ調べましたが、素人目には難しいので簡単な目安をかきます。
- 底にごみがたまっている
- 色が違う
- 水面の波の模様が違う
これらが10m前後続いています。
あらかじめこうした離岸流がわかれば避けるのが無難でしょう。
離岸流を見つけたら平行に泳ぎましょう
ではこうした離岸流に巻き込まれた場合はどうしたらいいのでしょうか?
それは並行に泳ぐことです。
並行に向かって泳いでいると離岸流が終わり、波の流れが変わります。
30mくらいは離れましょう。
あせって体力をつかわないようにしましょう。
「浮いて待て」ということばがあります。
これは溺れたら何もせずにただ浮いて救助を待ちましょう、という意味です。
靴や服を脱ぐのは厳禁です。
服やバッグを使って仰向けに浮いて待ちましょう。
体力を使わないようにしましょう。
こうした万が一のことを考えて 海水浴を楽しんでください。
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