プールの塩素は皮膚からシャワーで流せば大丈夫

お役立ち

これから暑くなっていく時期に欲しくなるものの一つに、プールがありますよね。

屋外でも屋内でも、冷たいプールで泳ぐのはいい運動にもなるし、暑い日のリフレッシュにもなります。

しかし、プールには消毒や雑菌の繁殖防止のために塩素が含まれています。目が充血してしまう、皮膚への刺激でかゆくなる、といった経験をした人もいるかもしれません。

こうした塩素の体への影響を考えて、プールの利用をためらっている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、皮膚への刺激を軽くして、プールを安全に利用するためにはどうしたらいいのか説明してきます!
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プールや水道水に入っている塩素とはどういうものでしょうか?

塩素は最も身近なものだと、水道水で使用されています。

水道水でもプールと同じく、消毒のために少量が含まれます。

コレラなどの恐ろしい病気にかからなくなったのも、水道水に含まれる塩素が消毒の役割を果たしてくれているからなんですよ。

ただし、消毒に使われるものなので、人体に対しては毒性も持っています。そのため、特性をよく理解しておくことが大切です。

水道水の塩素は塩素系漂白剤の塩素と何が違うの?

塩素には違いがないのですが、量が全然違います。

キッチンハイターやブリーチなど、塩素系漂白剤が売られていますが、あの塩素濃度は5%だそうです。
キッチンハイターは手につくだけでぬるぬるしますが、水道水はぬるぬるしませんよね。

対して、水道水中の残留塩素濃度は給水栓からでる水は0.1PPM以上と水道法施行規則で規定されています。
1リットルに1ミリグラムで1PPMという単位になります。

つまり、水道水は1リットルに0.000001gの塩素
キッチンハイターやブリーチなど、塩素系漂白剤の塩素は1リットルに50gの塩素となり、そもそも量が全然違うわけです。

ではプールの塩素の濃度を水道水と比べてみると

プールの塩素濃度は、遊離残留塩素濃度が0.4〜1.0(mg/L)となるように定められています。

それに対して、水道水の塩素濃度は、遊離残留塩素濃度が0.1〜1.0(mg/L)とされています。

二つを比べてみると大きな差はなく、生活の中で害のない範囲で使用されていることが分かりますね。

そもそも基準が違うんですね。

プールの塩素はシャワーで洗い流しても皮膚に残るの?

プールに入ったあと、シャワーをしっかりと浴びることで、塩素は落とすことができます。

湯船などよりも流水を使ったほうがいいので、できるだけシャワーを使いましょう。

タオルを使うと肌が刺激で傷ついてしまうこともあるため、手を使うことがおすすめです。
このとき、石鹸をつかわなくても大丈夫です。

むしろ、プールの後に石鹸をつけて洗い、夜家に帰ってまた石鹸をつけて洗うことはかえって皮膚にはよくありません。

プールの後はさっとシャワーを浴びるだけにして、家で石鹸で洗いましょう。

では結局皮膚のためにどうすればいいのでしょうか?

プールに入る場合、塩素を避けて通ることはできません。
なので、プールから出たあと、できるだけ早くシャワーを浴びて塩素を洗い流すことが重要です。

ただしシャワー自体にも塩素は含まれているため、敏感肌などの人は塩素をカットしたシャワーを自宅で浴びる、などの対策を立てることも有効です。

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これからプールに入ることが多くなりますが、塩素そのものは有害ではありません。
プールからあがったあとは、塩素を体に残さないようしっかり洗い流して、プールを楽しみましょう!

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